中日・谷繁新監督 「15分会議」は“地獄のキャンプ”の合図

公開日: 更新日:

 報道陣も拍子抜けしたのが、中日のミーティングだ。

 谷繁兼任監督の初のキャンプということで、選手や首脳陣らを前に目指す野球の話など長々と語るのかと思いきや、開始わずか15分で終了。「私には長話をする器量がない」と語った新監督は、実際「日本一を目指して全員が同じ方向を向いてやってくれ」と話した程度。あとは森ヘッドら新コーチ、移籍組の小笠原が挨拶をしたという。昨年、高木前監督が1時間もかけたことと比べれば雲泥の差だ。

 ここに新監督の方針がハッキリと出ている。谷繁監督はキャンプについて、「厳しい? そりゃそうですよ」と、地獄のキャンプ復活を宣言。「どうやって自分で考えてやるか。やらされる練習より(自分で)やる練習の方が身になる。単純に言えば投げる、打つ、ということしかない」と、選手の自主性を重視している。

 今年のキャンプは落合監督時代の定番だった6勤も第3クールから復活。この日、配られた初日の練習メニューには、記されているはずの時刻が入っていない。要するに「終わりは自分で決めろ」というメッセージなのだ。「第1クールは3勤1休だが、二軍は9連勤。一軍も3日間は死ぬ気でやれ、ということ。6勤分の練習をするくらいじゃないと……」とは某中堅選手。選手は相当な覚悟が必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  3. 3

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  4. 4

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  5. 5

    巨人が借金生活突入で「日本人メジャー投手」緊急補強に現実味…マエケン、藤浪、青柳の一挙取りも

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    阪神・藤川監督が報道陣と連日の長話…“豹変”の裏に株主総会での「リーダーの資質ナシ」痛烈批判

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 9

    巨人は「分析と対策がまるでダメ」…またも阪神にワンパターンでやり込められる“カモネギ”

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去