若手が台頭も…日本スピードスケート“本当の勝負”は8年後

公開日: 更新日:

 スピードスケートの若手が海外で結果を残している。ノルウェー・ビュグンで開催されている世界ジュニアスピードスケート選手権男子500メートルで後藤卓也(19=日大1年)が2位、同1000メートルで近藤太郎(19=専大1年)が3位と表彰台に上った。

 早くも次回の平昌五輪の星と期待されているとはいえ、4年後に日本代表に選出される保証はない。日本スケート連盟では次回大会は代表チームの若返りを図る可能性もあるからだ。

 ソチの惨敗を受け、スケート連盟は長期的視野に立って選手を育成する方針とか。ショートトラックも含めて現在の小学生、中学生世代の強化を重視。大舞台の経験を積ませるため、平昌には負けを覚悟で若手の派遣も検討しているという。

 ソチのスピードスケートで23個のメダルを獲得したオランダの牙城を崩すのは容易ではない。わずか4年でオランダ勢と肩を並べるのは難しいため、8年後に照準を合わせて若手を強化する方針らしい。

 もっとも、8年後に勝てる保証はどこにもないが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ