スキーvsスケート連盟 “形勢逆転”で強化費どうなる?

公開日: 更新日:

 各競技団体の明暗がくっきり分かれそうだ。今大会の結果で、日本オリンピック委員会(JOC)により団体の格付けが見直されるからだ。

 JOCは各競技団体を5段階でランク付けし、強化費配分を決める。今回出場した7競技団体のうち、最高位の「特A」への格上げが確実なのはスキー連盟だ。男子ノルディックスキー複合個人(ノーマルヒル)銀の渡部暁斗(25)、スノーボードハーフパイプでは平野歩夢(15)、平岡卓(18)が銀、銅を獲得。ジャンプは個人で葛西紀明(41)が銀、団体では銅とまずまずの結果を残している。葛西を除けば、年齢的に次回の韓国・平昌大会でもメダル獲得の可能性は十分にある。現在の「A」からランクアップは間違いない。「特A」の団体は、年間の強化費が2000万円アップの1億円となる。

 一方、「特A」から「A」に降格しそうなのがスケート連盟だ。男子フィギュアスケート羽生結弦(19)が頂点に立ったとはいえ、メダルが期待されたスピードスケート短距離は男女とも惨敗。ショートトラックは、ここまで女子3000メートルリレーの5位が最高だ。女子フィギュアスケートで浅田真央(23)がメダルを取っても降格は避けられそうにない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発