ソチ惨敗スピードスケート復権は外国人監督か海外留学か

公開日: 更新日:

 日本スケート連盟がようやく重い腰を上げた。

 ソチ五輪で男女ともメダルなしに終わったスピードスケートの改革を図るため外国人指導者を招聘(しようへい)するのだ。すでにスケート連盟の橋本聖子会長(49)が、来季からの日本代表監督について「(外国人指導者の招聘を)私の中では決めている」とし、次期監督の人選に入ったことを明かしている。

 再建の切り札として浮上しているのはイタリア人指導者のマウリツィオ・マルケット氏(58)。母国イタリアとロシアでナショナルチームの監督を務め、2人のメダリストを輩出するなど、欧州のスピードスケート界ではその手腕を高く評価されている。現在はロシア女子代表コーチを務めており、契約が切れる今季終了を待ってオファーを出すとみられる。他にもソチのスピードスケートで23個のメダルを獲得した強豪のオランダ人コーチなどもリストアップしているそうだが、交渉は難航が予想される。

■コーチの年俸3000万円

 スピードスケートの優秀な指導者は世界的に見ても少ないため、名コーチの報酬が高騰。ロシアは女子を強化するため、マルケット氏にスピードスケートとしては高額な年俸3000万円を支払ったといわれる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった