基本に忠実…巨人打線対策はDeNA久保の投球がお手本

公開日: 更新日:

 延長十回、5番・ロペスの決勝弾で試合が決まったものの、それまでの巨人打線は1点を取るのにきゅうきゅうとしていた。

 阪神からFA移籍したDeNA先発・久保康友(33)が降板した七回まで、6安打1得点。勝ち負けはつかなかったが、開幕3戦で47安打27得点と阪神投手陣をメッタメタにした強力打線が、初回に1点を奪ったきりだった。

「他球団はこの日の久保の投球を手本にするべきですね」と言うのは、評論家の高橋善正氏だ。

 久保には「超高速」と称されるクイックという武器がある。この日もそれを駆使し、巨人打者の間合いを外した。

「それも効果があったかもしれないが、もっと投手として基本的なこと。徹底して外角低めに投げたことですよ。どんなに技術、道具が進歩しても今もって『投手の基本はアウトロー』といわれるのは、そこが最も安打になりにくいから。いくら巨人打線といえど、外角低めにきっちりと投げられたら、そうは安打が続かない。月並みだけど、これしかないんです」


■積極的にストライクを取る

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性