イチロー「超美技」で再び評価 右翼でレギュラー復帰の芽も

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 ベテラン外野手に、いよいよチャンス到来か。今季はヤンキースの控え外野手に甘んじているイチロー(40)のことだ。

 前夜(現地時間13日)のレッドソックス戦に代走で途中出場。そのまま右翼の守備に就き、八回には相手の主砲オルティスが右中間に放った本塁打性の当たりをフェンス際でジャンプしてキャッチ。フェンスを越えていれば、同点に追い付かれていただけに、チームの危機を救ったファインプレーだった。捕られたオルティスは「あれはニンジャだ」と、拍手で称えた。

■故障者続出でライバルは一塁へ

 この試合では一塁手も兼ねるセルベリ捕手が走塁の際、右太ももを痛めて15日間の故障者リスト(DL)入りした。正一塁手のテシェーラも右太もも裏の張りで離脱していることから当面はイチローと右翼のポジションを争うベルトランが一塁に入る可能性が出てきた。

 イチローはここまでスタメン出場は4試合にとどまっているものの、走攻守にわたって少ないチャンスを確実に生かしている。複数の地元メディアは、故障者が続出しているだけに、ジラルディ監督は一度は4番目の外野手と決めたイチローを右翼に起用するだろうとしている。

 ファインプレー効果もあり、イチローの評価が再考され始めた。

 なお、この日は週間MVPが発表され、ベルトラン(26打数11安打、打率4割2分3厘)が選ばれた。

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