黒田は越えられ、イチローはハネ返されるヤ軍「年齢の壁」

公開日: 更新日:

 黒田博樹(39)とイチロー(40)。ともにヤンキースに所属して、年齢もひとつしか違わないのに、その境遇は天と地ほどの開きがある。

 先発2番手の右腕エースで、年俸16億円の黒田に対し、イチローは外野の控えのそのまた控えという扱い。本人はオフのトレーニングや調整がうまくいったのか、今季に自信をもっているといわれるものの、キャンプで出遅れたソリアーノにメドが立てばすぐさま放出されるらしい。

 メジャーは特に35歳を過ぎた野手に対してシビアだ。

 松井秀喜が35歳でヤンキースとの再契約を見送られたように、中でも長距離打者はその年齢を境にパワーダウンするというのはほぼ定説になっている。

■野手で評価ダウンは致命傷

 イチローはしかし、ヒットメーカーだ。安打にはパワーより技術が重要なのに、それでもヤンキースでは勝負する機会さえ与えられない。

 アメリカ野球愛好会代表補佐の鈴村裕輔氏がこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった