早くもG戦2勝目 阪神メッセが巨人相手に鼻息荒い理由

公開日: 更新日:

巨人戦になると鼻息が荒いんだよ」

 11日の巨人戦で今季2度目の完封勝利を挙げた阪神のメッセンジャーについて、チーム関係者がこう言った。

 4連敗で迎えたこの日、メッセは巨人打線からゴロの山を築いた。4安打に封じ込め、巨人菅野との投げ合いを制して3勝目。今季は3勝4敗、防御率3.17と負けが先行している一方、巨人に対しては3試合に先発して2勝をマーク。防御率も1.17と抜群の安定感を誇っている。キャンプ前に来日したメッセは、巨人戦について「昨季、巨人戦の先発はゼロだった。見ているだけじゃ、つまらない」と、並々ならぬ意欲を見せていた。有言実行である。

「インセンティブの存在が大きいのかもしれない」とは、阪神OBだ。

「メッセは昨オフ、阪神とメジャーをてんびんにかけて、2年総額5億円で阪神と再契約した。メッセは当初、年俸3億円で3年程度の複数年契約を望んでいたようだが、阪神は基本給を抑えたかった。3年目は球団によるオプション契約となり、その分、勝利数、イニング数、タイトル獲得などの項目で手厚い出来高が盛り込まれているらしい。特に優勝争いの最大のライバルである巨人戦の成績も、出来高に加味されている可能性はある」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘