“猫の目打線”で今季初5連敗 ズタボロ巨人の舞台裏

公開日: 更新日:

 巨人が弱い。
 オフに大型補強を敢行し、圧倒的な戦力を擁しながら3位と低迷。前カードで5位のヤクルトに3連敗し、16日も首位広島に2─7の完敗だ。これで今季初の5連敗。内部もバタバタし始めた。

 この日は内野手の藤村が中堅で初スタメン。左翼には守備力が未知数のセペダが入っているだけに、“素人”センターの抜擢には、広島だけでなく、巨人ナインも驚いたほどだった。

 打順も目まぐるしく毎日変わる。原監督は「夏までに固定されれば」という方針を示しているとはいえ、指揮官が「うちの中心選手」という長野は、ここ5試合で7番、5番、3番、8番とエレベーターのように打順が上下し、この日は1番だった。某選手は、「いくらなんでもいじり過ぎでしょう。チョーさん(長野)なんて、毎日変わり過ぎて、自分の役割が何なのか分かんなくなっちゃいますよ」と同情するほどなのだ。その長野が一塁走者として二塁ライナーに飛び出して併殺を食らうと、「らしくないね」とした原監督は「チームとして焦っている部分がある。我々も焦らせているかもしれない」とボソリと言ったから、自覚はあるらしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」