著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

きたねえ飲み屋のカウンタ―で結論「日本の決勝トーナメント進出は無理だな」

公開日: 更新日:

 さて、きたねえ飲み屋でチューハイ飲みつつ話題になったこと。ワールドカップ開会式直前だというのに、競技場がまだ出来てないだの、開催反対のデモが頻発するだの、外国から観戦に訪れる60万人を当て込んで、麻薬組織がコカインの増産をしているらしいの、ネガティブな情報が飛び交っているのを小耳に挟んだカウンター席のオヤジどもの会話。
「応援の弾丸ツアーとかまたやるらしいけど、信用できねえぞ。偽造パスポートで上海にトンズラするやつのいる国だしな。競技場が間に合わなかったら、日本だったらクビだぞブラジル!」

「ブラジルは暑いからなあ、みんな昼間は働かねえんだろ」
「熱帯雨林なぎ倒して5年で首都をこしらえた国だよ。競技場ぐらい間に合うって!」
「リオって5年やそこらで出来た町なんか?」
「首都はサンパウロだろ?」
「うんにゃ……ブラジリルヤとかじゃないかぁ」
「首都の名前も知らねえような日本人が四の五の言うもんじゃねえ。W杯で5回も優勝した国だぞ」


 と、出されたお通しを食おうと割り箸を割って、

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