「原因はなんだか分からない」 松坂が激しい腹痛で緊急降板

公開日: 更新日:

 メッツ・松坂大輔(33)が15日(日本時間16日)のパドレス戦に4勝目(0敗)をかけて先発したが、1回を投げ終えたところで降板した。苦悶の表情を浮かべながらベンチに引き揚げる足取りは重そうだった。チームの発表によれば、激しい腹痛を訴えたという。

 先発ローテーション定着を狙う松坂に異変が生じたのは一回。2死走者なしから3番スミスを四球で歩かせた直後だった。腹を抑えながら苦しそうな表情を見せた。

 異常を察知したコリンズ監督はトレーナーを伴い、ベンチから飛び出して状態を確認。そのまま続投し、ヘッドリーを一ゴロに抑えて、この回は辛うじて乗り切った。

 ベンチに戻っても状態は回復しなかったのだろう。コリンズ監督と握手を交わすと、そのままクラブハウスへと姿を消した。

 松坂は試合前に球場で何度も嘔吐(おうと)したそうで「腹痛になったり、吐いたりした原因は何だか分からない。朝も(クラブハウスで)チームメートと同じものを食べましたし、昨夜も生ものは口にしていない。急でした」と青白い表情で話した。

 登板後にはクラブハウスで点滴などの処置を施して回復したとはいえ、コリンズ監督は16日のカージナルス戦からブルペン待機させる方針をほのめかした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動