初戦ドロー健闘も…ナイジェリア代表選手はボーナスが心配

公開日: 更新日:

 本当に支払われるのだろうか。イランと0-0の引き分けに終わったナイジェリアの、W杯ボーナスのことだ。

 ナイジェリアは今大会前から、W杯出場ボーナスをめぐって選手と同国サッカー協会が対立。現地16日のイラン戦前日まで折衝が続けられた。15日になってようやく協会側はグループリーグでの1勝ごとに、出場選手1人につき約100万円を支払うことを約束。さらに8強入りで125万円、4強で150万円、準優勝で200万円、優勝なら250万円を支給する太っ腹の姿勢を示した。

 だが、選手たちは疑いの目を向けている。ナイジェリアのサッカー協会は慢性的な資金不足。協会の金庫は常に「からっぽ状態」だからだ。

 しかも、同国サッカー協会は、過去のW杯でもFIFAから支給された出場給を協会幹部や政治家らが着服。選手に報奨金が支払われないケースがあったという。今大会も同じような状況になるのでは、と選手たちは懸念しているのだ。

 ちなみに今大会の出場32カ国は、グループリーグ全敗でもFIFAから1チームあたり約8億円が分配される。それだけあれば、選手への報奨金は十分のはずだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動