ようやく“理想の女房”に出会えたが…ダル7失点で3敗目

公開日: 更新日:

投手の引き立て役に徹する

「僕の好きなように投げさせてくれるし、やりやすい」
 レンジャーズ・ダルビッシュ有(27)が、最近バッテリーを組むクリス・ジメネス(31)についてこう言っている。

 正捕手のソトがオープン戦で右半月板を痛めて故障者リスト(DL)入り。ここまでチリノス、アレンシビアと女房役が代わり、ダルがバッテリーを組むのはジメネスで3人目。6月に入ってからの3勝は、いずれもジメネスとのコンビによるものだ。

 ジメネスはダルよりも4歳上ながらメジャー実績は乏しく、これまで4球団を渡り歩いた。2番手捕手のアレンシビアが打撃不振でマイナー落ちして以降は正捕手の座を奪おうと、投手陣のビデオで配球を研究するなど努力を怠らないという。

 ジメネスは米メディアに対して「投手が気分よく投げられるようにするだけ」と謙虚な姿勢を崩さない。この謙虚さこそダルにとっては最適なのだという。なぜなら自分の組み立て通りの投球ができるからだ。

 ダルは昨年ピアジンスキー(現レッドソックス)、一昨年ナポリ(現レッドソックス)と、これまでメジャー経験豊富で我の強いベテラン捕手と組んできた。マウンド上やベンチではリードや配球をめぐって、いさかいが絶えなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?