先発はダルか岩隈か…マー君 オールスター登板に赤信号

公開日: 更新日:

 5月の月間MVPに次ぐ栄誉を手にできるか。

 5日(日本時間6日)のアスレチックス戦で9勝目(1敗)をマークした田中将大(25)。勝ち星こそブルージェイズの左腕バーリー(10勝)の後塵を拝しているものの、防御率2・02、クオリティースタート(QS=6回を3失点以内)11回は、いずれもリーグトップだ。田中とバーリーは、監督推薦と選手間投票で決まるオールスター(7月15日、ミネアポリス)に選出されるのは確実である。

 ここまでの田中の成績、投球内容から見て、先発投手の大役を任されてもおかしくはない。実現すれば、日本人では95年の野茂(当時ドジャース)以来2人目となるが、田中は先発どころか登板機会すら与えられない可能性もある。

 田中の前半戦最後の先発はローテーション通りなら7月12日のオリオールズ戦。球宴は中2日のマウンドとなるため、登板は不可能だ。

「開幕時のローテーション投手が3人も離脱しているヤンキースの台所事情を考えれば、田中に無理はさせないはずです。前半戦終盤に一度、登板を飛ばせば球宴での先発は可能ですが、勝ち頭である田中のローテーションを崩すのは考えにくい。ジラルディ監督はア・リーグの指揮を執るファレル監督(レッドソックス)に、田中を先発に指名しないよう頼み込むのではないか」(スポーツライター・友成那智氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ