“絶対的エース”ダル メジャー3年目でも完封「0」のなぜ

公開日: 更新日:

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(27)はメジャーで永遠に完封できないのではないか。
 5勝目を挙げた1日(日本時間2日)のナショナルズ戦(ワシントン)は九回に代打を送られ降板。先発投手の目安である100球(102球)に到達していたとはいえ、調子から判断すれば、九回のマウンドを託されても不思議ではなかった。

 本人も完封を意識していたのは明らかだった。八回2死としたところで99球に達したため、マウンド上でワシントン監督から降板を告げられたのだろう。首の張りで5月27日のツインズ戦をドタキャンしただけに、指揮官に厳しい表情で拒否。続投を志願したものの、九回のマウンドには上がれなかった。

■マー君も経験済み

 メジャーでは完封は重視されない。リリーフの役割が細分化され、先発はローテを守って投げることが何より大切だ。それでも田中、黒田(ヤンキース)の2人には完封経験があるし、移籍当初は球数が多かった松坂(現メッツ)ですらレッドソックス時代の07年に完投勝利をマークしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗