マー君が中4日に悲鳴 周囲に「登板間隔があと1日あれば」

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 ヤンキース・田中将大(25)はどう見ても下り坂、開幕時の勢いが完全に失せている。

 3日(日本時間4日)のツインズ戦は7回を9安打、4失点でメジャートップの12勝目(3敗)をマーク。チームと自身の連敗を止めたものの、デビュー戦からのクオリティースタート(6回以上を自責点3以内)は16でストップ。メジャーの新人記録更新はならなかった。

 試合後の本人が「全く良くなかった。投げる球は全部切れがなく、中途半端な球が多かった」と振り返った通り、変化球は高めに浮き、直球の最速は149キロ止まり。思うような投球ができず、マウンド上で表情を曇らせるシーンが目に付いた。

 開幕から17試合、一度もローテを飛ばすことなくフル回転。未体験ゾーンだった中4日の登板間隔が、ボディーブローのように心身をむしばんでいるのだろう。親しい放送関係者には、

「(登板の)間がもう1日あれば……」とこぼしているそうだ。

 疲労の蓄積は調整法の変化にも表れている。肩やひじの負担を軽減するため、キャッチボールは極力短めに。登板間の投球も制限。1日のブルペン投球はわずか19球で切り上げたほど。過去にはノースローで次の登板に臨んだこともある。

 米メディアの間では新人王とサイ・ヤング賞の同時受賞を予想する声も上がっている。はたしてシーズン終盤まで踏みとどまれるのかどうか。

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