吉井理人氏がマー君復帰戦分析 「まだベストフォーム模索中」 

公開日: 更新日:

 故障前と比べて、フォームそのものに大きな変化は見られなかった。早めにトップをつくっていたのは、肘への負担を軽減しようという意図だろう。復帰初戦ということを考えれば、腕は振れていた。

 ただ、フォロースルーをしっかり取ろうとするあまり、投げるときに体が開いていた。そのためフォームのバランスが崩れ、左右のコントロールがバラついた。

 左右のコースに関していえば、狙ったところへ投げられなかった割合の方が多かったのではないか。

■初戦から低めに集められたのは評価

 ツーシームが左右にブレたのも、スプリットがシュート気味に落ちていたのも、フォーム全体のバランスが悪かったから。二回、川崎に打たれた右翼への二塁打も、ツーシームが真ん中に入ったものだ。

 それでも1失点に抑えたのは高低のコントロールを間違えなかったことが大きい。勝負球のスプリットも低めにコントロールされていた。肝心な場面で高低のコントロールをミスしないのは、投手にとって重要だ。復帰初戦から勝負どころでボールを低めに集められたのは評価できる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束