マー君復帰戦飾り13勝目 「故障前に近い」と指揮官合格点

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 指揮官も本人も納得する内容だった。

 右肘靱帯部分断裂で故障者リスト(DL)入りしていたヤンキース田中将大(25)が21日(日本時間22日)のブルージェイズ戦でメジャー復帰。5回3分の1を5安打1失点、4奪三振、1死球で13勝目(4敗)をあげた。

 右肘の痛みを訴えた7月8日のインディアンス戦以来、75日ぶりとなるメジャーのマウンドにも不安を感じさせなかった。

 立ち上がり、いきなりレイエス、ボーティスタにいずれも甘く入ったツーシームを連打され先制を許した。二回1死後、川崎にこの日唯一の長打となる二塁打を右中間に浴び、2死三塁のピンチを迎えるも、これでスイッチが入った。8番ゴーインスにはカウント1ボールからスプリットを4球続けて最後はバットに空を切らせた。

 マウンドで患部を気にするようなそぶりは見せず「(肘の不安は)投げ始めに比べたら(回を)重ねていくごとになくなっていった」(田中)というように、球威は徐々に増し、五回には最速93マイル(約150キロ)をマーク。予定通り70球で降板したものの、全ての球種を投げるなど「次は心配するという部分は軽減すると思う」と順調な回復ぶりを口にした。

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