古巣幹部が“意味深発言” イチロー「オリックス復帰」に現実味

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「金子と平野がいなくなる? チームは大丈夫かって? 戦力的にはそうかもしれないが、その年俸分を使って、大物を招聘することだって可能になるわけだから。仮に2人が移籍したとしても、悪いことばかりじゃないんだよ」

 今月上旬、オリックスの幹部に、今オフFA移籍が濃厚といわれるエース・金子千尋(30)と守護神・平野佳寿(30)が抜けた場合の来季チーム構想について直撃すると、こんな答えが返ってきた。

 毎年確実に2ケタ勝利が期待できるチームの大黒柱と150キロ超えの直球を武器に力でねじ伏せる豪腕ストッパーが移籍となれば、チームは大きなダメージを受ける。

 しかし、オリックスのフロント幹部は悲観していない。金子は年俸2億円で、平野は1億9000万円。2人合わせた年俸分の3億9000万円を使って、「大物を招聘することだって可能」とソロバンをはじいているのだ。

 チームの両輪を失ってまで、資金を投じる価値のある「大物」とは誰かといえば、それは1人しかいない。イチロー(40=ヤンキース)である。

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