いまやSBエース “ダメンズ”大隣を覚醒させた「内助の功」

公開日: 更新日:

「大隣? そこらのあんちゃんと変わらんよ。ありゃダメだ」

 球団内でそう言われていたのも、今は昔だ。

 2戦目の先発が濃厚といわれているソフトバンクの大隣憲司(29)。昨季は国指定の難病である「黄色靱帯骨化症」を患い、一時期は選手生命が危ぶまれるも、手術リハビリで今季7月に復帰。CSでは先発した2試合で好投し、日本シリーズ出場の立役者となった。

 そんな大隣も、かつては手のつけようがないちゃらんぽらんな選手として知られていた。近大時代はサイズの合わないスパイクを履き続けて故障。06年希望枠で入団した1年目にはキャンプ直前に寮の階段を踏み外し、足と腰を痛めた。08年は11勝(8敗)を挙げるも、その後は鳴かず飛ばずだった。

■11年オフにタレントと結婚

 そんな「ダメンズ」をメンタルトレーニングで変えたのが、11年オフに結婚した優子夫人(30)だ。「嵐優子」の名前でタレント活動をし、生放送に強いなど度胸満点のキャラクターだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし