初戦マリー戦は完全アウェー 錦織「ツアー最終戦」の不安材料

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■ビックサーバーに有利な会場

 錦織にとってもうひとつ気になるのがインドア会場だ。

「風や日光の影響を受けず、サーブのトスが乱れにくいインドアは、ビッグサーバーにより有利です。予選リーグの相手は3人ともサーブが強力な武器ですから、錦織はこれまで以上にリターンに集中することになるでしょう」(前出の塚越氏)

 逆に錦織にとって最も相性がいいのは、対戦成績4勝1敗のラオニッチ。とはいえ、そのうち2勝は錦織のホームといえる東京での対戦。あとはサーブの威力が落ちるクレーコートでの1勝と、アウトドアの全米オープンでの1勝だ。ラオニッチは直前のマスターズ・パリ大会(インドア)で、これまで6戦して一度も勝てなかったフェデラーを準々決勝で下し、勢いに乗っているから厄介だ。要所でサービスエースを奪われると、錦織は苦戦必至だろう。

 錦織がこれまで2勝2敗と、データ上は最もくみしやすそうなフェデラーも、インドアコートでは80%という驚異の勝率を誇る。しかも今シーズンは68勝と、全選手中ダントツの勝利数だ。大きな舞台での勝ち方を熟知している選手だけに、やはり手ごわい相手だ。

「自分のプレーをすればチャンスはある」という錦織。観客も敵に回すマリー戦は、今年の真価が問われる一戦となる。

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