初マラソンで3位 岩出玲亜「五輪でメダル」の可能性と課題

公開日: 更新日:

「初マラソンならこんなものでしょう。若いし、大きなストライドですから伸びる可能性はあります。しかし、箱根の大学駅伝で好成績を収めた学生がそうであるように、社会人でも駅伝の練習に力を入れるとマラソン選手としては伸びない。まずは自分がマラソンでトップランナーになるという明確な目標を持ち、指導者もマラソン選手として育てると、はっきりとした方向性を打ち出すことです」

 マラソンでいくと決めたら、課題はいろいろある。

「本人が語っているように、2時間27分台のタイムを縮めることはもちろん、1万メートルの持ちタイムも33分46秒では遅すぎる。近年の高速化しているマラソンに対応するためには、トラックでスピードを磨くことも求められます」(前出の菅原氏)

「マラソンがしたくて中学で陸上を始めた」という本人はもちろんのこと、所属企業と指導者も腹をくくらなければ世界で戦えるマラソンランナーは出てこない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と