初マラソンで3位 岩出玲亜「五輪でメダル」の可能性と課題

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 優勝した田中より「可能性を秘めている」ともっぱらだ。

 今年で幕を閉じる横浜国際女子マラソン。最後の大会を優勝で飾ったのは、2時間26分57秒でゴールした田中智美(26)。田中は2度目のマラソンだったが、3位に入った岩出玲亜(19)は30キロ以上の距離を走るのはこれが初めて。高校駅伝の名門、愛知・豊川高から社会人のノーリツに進み、昨年はハーフマラソンでジュニア記録となる1時間9分45秒をマーク。初マラソンの時計は2時間27分21秒と平凡でも、20歳未満の日本女子最高記録を更新した。

「(フルマラソンは)長かったですね。まだ27分台ということで全然世界とも戦えませんが、ここをスタート地点としてまた明日から頑張っていきたいと思います」と言う岩出。今は16年リオ五輪のマラソン代表を狙っているそうだ。

■社会人で駅伝に力を入れるとマラソンは伸びない

 男子同様、日本の女子マラソンも低迷を続けている。岩出に五輪のメダルを期待する関係者は多い。「問題は本人の意志と指導者の方針です」と言うのは、陸上ジャーナリストの菅原勲氏だ。

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