メジャーFA目玉左腕レスター 「超大型契約」の気になる中身

公開日: 更新日:

 メジャーを代表する左腕の契約の詳細が明らかになった。今オフのFA市場の目玉であるカブスのジョン・レスター投手(30)のことだ。

 レスターは12日(日本時間13日)、カブスと正式に契約。当初は6年総額1億5500万ドル(約182億9000万円)で合意したと伝えられていた。が、実際には球団に選択権のある7年目(21年)も合わせれば総額は1億7000万ドル(総額約200億6000万円)以上に達するという。14日のAP通信など複数の米メディアが伝えている。

 契約には「サインニング・ボーナス」といわれる契約金3000万ドル(約35億4000万円)も盛り込まれており、レスターは4回の分割払いで受け取る。3000万ドルの契約金は06年オフにブルージェイズと6年総額1億2600万ドル(約148億6800万円)で契約したバーノン・ウェルズの2550万ドル(約30億900万円)を抜いてメジャー史上最高額だという。

 カブスといえば「ヤギの呪い」にたたられ、1908年を最後に世界一から遠ざかっていることで知られる。過去にも呪縛を解こうと、大型補強を行ってきたが、金額に見合う働きをした選手は一握りだ。08年には福留孝介(現阪神)が4年総額約53億円で入団しながら期待を裏切ったのは記憶に新しい。

 年俸でも球団史上最高額を手にしたレスターはカブスの救世主になれるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と