今季も開幕戦Vは外国人 日本女子プロはなぜ勝てない?

公開日: 更新日:

【ダイキンオーキッドレディス】(沖縄・琉球GC=6529ヤード・パー72)

 今年もこんな試合を何度も見せられることになりそうだ。

 最終日を単独首位でスタートした穴井詩(27)は、4番パー5で3打目をグリーン外からパターで直接入れてイーグル。この時点で2位のテレサ・ルー(27)に3打差をつけた。ところが、後が続かない。

 一方のルーは「同伴プレーヤーがイーグルやバーディーを奪ってくれると自分自身もうれしい」と動揺もなく、ハーフターン時にはスタート時点と同じ1打差に戻し、バック9で5バーディーと、一気に穴井を突き放した。

 穴井は昨季最終戦でプレーオフの末に敗れた相手に、またもや逆転負け。女子ツアーはこれで、2年連続で外国人選手に開幕戦勝利を許したことになる。ちなみにルーの65は、今大会のベストスコアであり、通算14アンダーはトーナメント記録タイだ。

 それにしても、日本人女子プロはだらしなさ過ぎる。昨季は賞金ランク4位まで外国人選手が占めた。それを批判され、ファンは今年こそ日本人選手が必死になってオフトレに励み、初戦から活躍してくれるだろうと期待していたハズだ。ところが早々に裏切られた。日本の女子プロたちには意地もプライドもないのかと言いたくなる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ