今季も開幕戦Vは外国人 日本女子プロはなぜ勝てない?

公開日: 更新日:

■3位の穴井は「ルーとはお友達」と発言

 穴井は前日、ルーとの優勝争いについて「今回は私がモノにします。でも、勘違いしないでください。同い年だし、仲はいいですよ」と言っていたが、こんなお友達感覚で勝てるほど、プロの世界は甘くはない。評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「日本人プロから『何としてでも勝ちたい。韓国選手や台湾選手たちの好きなようにさせない』という、ピリピリした緊張感や危機感がテレビ中継からまったく伝わってこなかった。なぜか。女子は年間37試合もあり、優勝しなくてもまだ36試合残っているという甘えがある。それに勝てなくても2位で880万円、3位700万円、最下位でも39万円もの大金が転がり込む。1年間そこそこやれば、サラリーマンが手にできない数千万円のカネが入る。それだけではありません。ちょっとかわいくて知名度が上がっただけで、マスコミやスポンサーからチヤホヤされ、一度も勝っていなくても大企業とスポンサー契約を結び、戦わずしてカネを手にする女子プロも多い。この勝利を逃したら生きていけないというほど追いつめられていないのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ