いよいよ船出のハリル日本 “構想外”に浮上する常連の名前

公開日: 更新日:

 もうひとり、右サイドバックの内田篤人の立場も微妙だ。

「とにかく右膝の調子が悪く、内田本人も『いつも無理をしている。もう完治はしない』と諦めている。ドイツで筋トレに励み、ここ1年で下半身はかなり鍛え上げられたものの、右太もも裏の肉離れも慢性化しており、この2人は、ケガの程度によっては構想外になっても、決して不思議ではない」(前出のジャーナリスト)

 合宿がスタートした頃の内田は「ずっといるのか、ドイツに帰るのか、それは分からない」と話していたが、現時点での体調は上々のようで、27日のチュニジア戦(午後7時30分キックオフ)の前日練習(26日)ではフィジカルトレーニングをフルにこなした後、ハーフコートを使った紅白戦でも主力組として活発に動き回った。

 長友不在の代役はFC東京所属のレフティー太田が務め、チュニジア戦に先発予定。このポジションには合宿参加中のG大阪DF藤春、バックアップに入った川崎DF車屋とイキのいい選手が揃っている。右サイドバックにはドイツ組の酒井宏が復調傾向にあり、内田からポジションを奪還しようと虎視眈々と狙っている。

 日本代表のサイドバックは、長らく「右・内田-左・長友」が定番だったが、新体制で様相一変の可能性大である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の三振激減がドジャース打者陣の意識も変える…史上初ワールドシリーズ連覇の好材料に

  2. 2

    国民民主党から問題議員が続出する根源…かつての維新をしのぐ“不祥事のデパート”に

  3. 3

    党勢拡大の参政党「スタッフ募集」に高い壁…供給源のはずの自民落選議員秘書も「やりたくない」と避けるワケ

  4. 4

    「ロケ中、お尻ナデナデは当たり前」…「アメトーーク!」の過去回で明かされたセクハラの現場

  5. 5

    注目の投手3人…健大高崎158km石垣、山梨学院194cm菰田陽生、沖縄尚学・末吉良丞の“ガチ評価”は?

  1. 6

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  2. 7

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 8

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  4. 9

    高市早苗氏の“戦意”を打ち砕く…多くの国民からの「石破辞めるな」と自民党内にそびえる「3つの壁」

  5. 10

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇