<第3回>父・徹氏を襲った“燃え尽き症候群”の顛末…高校最後夏はまさかの初戦敗退

公開日: 更新日:

 社会人野球の都市対抗は当時、神奈川から上位3チームが代表に選ばれた。神奈川はいい選手もたくさんいて、競争も激しい。三菱重工横浜は第3代表を争うレベルのチームだった。

 足と肩に自信があった徹は1年目、いきなりその肩を壊してしまう。スタートでつまずいたものの、やがて外野手として1、2番を打つようになる。

「レギュラーとして試合に出ていたのは1年おきぐらい。大した選手ではなかったですけど、主力に近いところではプレーしていました」

 こう言う徹が大谷の母・加代子(51)と出会ったのは三菱重工横浜時代だった。加代子は三菱重工横浜の勤労部安全衛生、安全保安課に勤務、バドミントン部に所属していた。

(つづく=敬称略)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも