グリエル解雇は大正解 キューバ選手は“百害あって一利なし”

公開日: 更新日:

「わがままを許している方が問題。断固とした態度を取った」

 DeNAの高田繁GM(69)が強い口調でこう言った。

 2日、キューバ人助っ人のユリエスキ・グリエル(30)との契約解除を発表。制限選手にせず、自由契約にしたのだから、事実上の絶縁である。

「担当者が28日に現地に行っても連絡が取れず、家にまで行ってようやく会った。ビザも取りに行かないし、診断書もない。『故障が完治したらプレーする』の一点張りだったので契約解除にした。行く時期は俺が決めるという感じで、プロとしての責任、義務があるのを理解していない。監督、コーチ、選手がいつ来るんだと気を揉むことの方が問題だから。どこの球団でも行ってもらって結構だよ」(高田GM)

 当初の来日予定が3月24日だったから、確かにプロとしての責任や義務はまったく理解していない。同GMが言うように「わがままを許している方が問題」だ。

 グリエルは昨年から日本の環境になじめず、メジャー志向を周囲にほのめかしていた。それを聞きつけたメジャーのスカウトはすでに報告書を作成済みで、今オフの獲得に向けて調査を継続していた。メジャースカウトはこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」