“キューバの至宝”DeNAグリエル争奪戦で飛び交う札束50億円

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「オフは大争奪戦になるだろうね」
 某メジャースカウトがこう言った。「去年から継続して調査を続けている」と語る渦中の人物は、DeNAのキューバ人助っ人、ユリエスキ・グリエル(30)である。

 昨年、横浜スタジアムにはグリエルを視察するメジャー球団の幹部、スカウトが大挙して押し掛けた。

「中でも熱心だったのが二塁手候補に挙げていたヤンキースだよ。正二塁手だったカノが13年オフにマリナーズに移籍。計算の立つレギュラーはいまも不在で、1月にはキューバから亡命した二塁手のオリベラ(29)の獲得に1000万ドル(約12億円)を用意していると米メディアに報じられた。グリエルよりも格下の選手でこれだけの評価だから、4年4000万ドル(約48億円)程度まで条件が膨れ上がる可能性はある」(前出のスカウト)

 グリエルをめぐる動きは年が明けて、ますます活発化している。

 キューバが優勝した2月のカリビアンシリーズでは、メジャー関係者が二塁手で躍動したグリエルの一挙手一頭足に熱視線を送っていた。MLB公式サイトではグリエルの特集が組まれ、「(明日(メジャーに)来ても、打率3割、40本の二塁打を打てる」というスカウトの声を紹介。グリエル本人も「(キューバ政府に)許可を取り、合法的にプレーしたい」と、強いメジャー志向を口にしている。

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