マー君今季初勝利も復調遠く “メディアの標的”になる可能性

公開日: 更新日:

 完全復活までは、しばらく時間を要しそうだ。ヤンキース田中将大(26)が12日(日本時間13日)のレッドソックス戦に登板。1本塁打を含む4安打4失点で5回を投げ終えたところで降板した。

 宿敵相手の今季初マウンドは味方打線が爆発し、序盤に大量援護を得ながら、苦しい投球が続いた。

 7-0で迎えた四回。突然、変化球の制球を乱す。先頭オルティスをカウント0-2と簡単に追い込みながら四球で歩かせると、続くH・ラミレスの打席で暴投を連発。無死三塁のピンチを招くと、そのラミレスの中犠飛で1点を返される。その後も持ち直すことなく、四球と味方の失策にも足を引っ張られて、この回3点を失った。五回には再び、ラミレスに中堅スタンド横のブルペンまで運ばれる一発を浴びるなど、最後までピリッとしなかった。

 周囲から懸念された直球の球威不足は明らかで、この日の最速は92マイル(約149キロ)。ストレートが走らなければ、変化球を効果的に使えない。実際、この日の田中は武器とするスプリット、ツーシームをレッドソックス打線に見極められてカウントを悪くする場面が目立った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が