オリ泥沼 昨季のメンバー並べても結果出ず…6連敗で借金12
今季10試合目の逆転負けで6連敗、借金が12に膨らんだのがオリックスだ。
昨夜の対ソフトバンク戦。4番カラバイヨと6番中島を除いて、スタメンには昨年までのメンバーがズラリと並んだ。オフの30億円補強は効果がないどころか、ポジションのダブつきや外国人枠からはみ出す選手が出るなど、むしろマイナスに作用した。それならばと元のメンバーに戻したものの、それでも結果は出なかった。
初回にカラバイヨの適時打で先制しながら、三回にあっさり試合をひっくり返された。
リリーフ陣に故障者が続出。酷使がたたって昨季終盤はそろって青息吐息だったものの、オフに大枚をはたいて補強したのは、先発や一発のある長距離砲たち。持ち味だった機動力や小技をそぐ歪んだチームを、わざわざつくり上げた。今や最も頼れる4番が、キャンプ中のテストで取るかどうか最後まで逡巡した6人目の外国人にして、年俸1000万円のカラバイヨというのだから、フロントはカネの使い方を間違えたというしかない。
おまけに、さらなる補強も視野に入れているというからつけるクスリはないが、そんなオリックスを「優勝」と予想した評論家諸氏は今からビクビクではないか。