オリ泥沼 昨季のメンバー並べても結果出ず…6連敗で借金12

公開日: 更新日:

 今季10試合目の逆転負けで6連敗、借金が12に膨らんだのがオリックスだ。

 昨夜の対ソフトバンク戦。4番カラバイヨと6番中島を除いて、スタメンには昨年までのメンバーがズラリと並んだ。オフの30億円補強は効果がないどころか、ポジションのダブつきや外国人枠からはみ出す選手が出るなど、むしろマイナスに作用した。それならばと元のメンバーに戻したものの、それでも結果は出なかった。

 初回にカラバイヨの適時打で先制しながら、三回にあっさり試合をひっくり返された。

 リリーフ陣に故障者が続出。酷使がたたって昨季終盤はそろって青息吐息だったものの、オフに大枚をはたいて補強したのは、先発や一発のある長距離砲たち。持ち味だった機動力や小技をそぐ歪んだチームを、わざわざつくり上げた。今や最も頼れる4番が、キャンプ中のテストで取るかどうか最後まで逡巡した6人目の外国人にして、年俸1000万円のカラバイヨというのだから、フロントはカネの使い方を間違えたというしかない。

 おまけに、さらなる補強も視野に入れているというからつけるクスリはないが、そんなオリックスを「優勝」と予想した評論家諸氏は今からビクビクではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較