巨人・井端が“パンク寸前” スーパーサブが休みわずか1試合

公開日: 更新日:

「選手である以上、レギュラーを目指してやっている。でも、1年全部出るのは可能かといえば、現実的には厳しい。だってオレもう40だから(笑い)。チーム内での役割も分かっているしね」

 開幕直前、今季の目標はフル出場? と聞いた本紙記者を手で制し、苦笑いを浮かべながら即答した巨人井端弘和(40)のセリフがこれである。

 巨人移籍2年目。自他共に認めるスーパーサブの役割、のはずだった井端が、今やスーパーレギュラー。これに最も戸惑っているのが本人かもしれない。

 20日、わずか2安打10三振と沈黙して完封負けを食らった巨人打線にあって、いよいよ攻守になくてはならない存在になった。この日、村田と小林が故障と再調整のため、登録を抹消された。ともに巨人入団後初の二軍落ち。当然、村田の代役は前日に続いて井端が「7番・三塁」で務め、2打数無安打ながら1四球を選び、チャンスメークした。

 開幕を二塁のスタメンで迎えた今季、その後は阿部の捕手復帰で空いた一塁へ回ると、主将の坂本が故障離脱すれば遊撃へ。今度は村田の代わりに三塁だ。安定した守備力で内野の全ポジションで先発。最近までチームで唯一の全試合スタメン出場を続けていた。休みはたったの1試合。打率は.252ながら、規定打席到達者の中でチームトップ。淡泊な打線にあって、ねちっこい打撃が原監督の精神安定剤になっているのだが、井端だってスーパーマンではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒