右投手の外角球に手応え ジャイアンツ青木「安打量産」の秘密

公開日: 更新日:

 オールスター出場どころか首位打者も狙える位置につけている。

 ここにきて安打を量産するジャイアンツ青木宣親(33)。28日(日本時間29日)のブレーブス戦では2安打を放ち、5戦連続マルチ安打。ここまで184打数60安打の打率3割2分6厘はリーグ6位、60安打はチームトップだ。

 安打量産の根底にあるのは打撃技術の向上だろう。

 メジャー移籍後の青木は意外にも右投手を苦にしており、昨季までの対戦成績は左腕が打率3割1分9厘なのに対して右腕は2割7分3厘だった。

 それが今季は対左3割1分9厘、対右3割2分8厘と、どちらも結果を残している。これは右投手の外寄りの変化球をさばけるようになったことが大きいという。

 昨季までの青木は外角の変化球に対して踏み込めずに、凡打を繰り返していた。死球を恐れて思い切ったスイングができなかった。それがメジャー4年目で投手の球筋に慣れ、相手バッテリーの配球も読めるようになってきた。いまでは外角チェンジアップも躊躇せず踏み込んで攻略している。

 親しい関係者には「外角球でも踏み込めるようになった」と手応えを口にしているそうだ。

 イチローに代わって「安打製造機」と呼ばれる日も遠くないかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?