イチロー自己ワーストタイの25打席連続無安打 放出候補に

公開日: 更新日:

 エース右腕の復帰をバットで祝うことはできなかった。

 マーリンズ・イチロー(41)が2日(日本時間3日)のジャイアンツ戦に「7番・右翼」で2戦ぶりにスタメン出場し、2打数無安打2四球。6月18日のヤンキース戦で三塁への内野安打を放ったのを最後に当たりが止まり、これで25打席連続無安打。マリナーズ時代の12年6月30日~7月7日に記録した自己ワーストに並んだ。打率は2割5分8厘に下げた。

 この日は13年に12勝(6敗)をマークして新人王を獲得しながらトミー・ジョン手術(腱の再建)を受けて離脱していたエース右腕のホセ・フェルナンデス(22)が約1年2カ月ぶりに復帰。6回を7安打3失点で今季初勝利を挙げた。五回には相手の先発右腕ケインから左翼スタンドに叩き込む一発を放つなど、復帰初戦で投打にわたる活躍を見せた。ナ・リーグ東地区でフィリーズとともに最下位争いを演じるチームにとってエース右腕の復活は好材料だ。

 もっとも、地元紙によれば、マーリンズはすでに来季を見据えた編成に入っており、7月末のトレード期限までにイチローを筆頭にベテラン選手の放出も検討しているという。

 フェルナンデスの復帰白星にイチローは「後ろで守っていて頼もしい」と話したが、いつまでも定位置を与えられる保証はどこにもない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」