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七回にタイムリー 早実・清宮甲子園デビュー戦「全打席詳報」

 地を這う痛烈な打球が一、二塁間を抜けた。早実(西東京)の怪物1年生、清宮幸太郎の甲子園デビュー戦。初安打が出たのは七回の第4打席だった。3―0で迎えた1死二塁の好機、初球だった。外寄りの125キロのストレートを強振すると、打球はアッという間に右前にはずみ、貴重な追加点となる4点目を叩きだした。

 難産だった。注目の初打席は初回、いきなり1死二塁のチャンスで回ってきたが、結果は平凡な一飛に終わった。

 相手は春夏連続出場の今治西(愛媛)。183センチの長身から投げ下ろす球威ある直球を武器とするエース藤原睦(3年)が投じた3球目、カウント1-1から135キロの真ん中高めのボール球に思わず手が出た。

 注目の清宮がデビューを果たした甲子園周辺は前夜から異様な雰囲気に包まれた。入場券を求めるファンが列をなし、この日の午前6時前にはその最後尾が約200メートル先の阪神甲子園駅の改札付近まで達した。高野連は急きょ、通常より40分早い6時20分に開門。試合開始時には満員の4万7000人のファンでスタンドが埋まった。午前8時開始の第1試合での「満員通知」は異例のことである。

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