3年ぶり優勝の服部真夕 スランプ克服の陰に“思考転換”が

公開日: 更新日:

 岡本は81年、米女子ツアーに本格参戦して通算17勝を挙げ、87年には米国人以外で史上初の賞金女王にも輝いた。米ツアーでは日本人選手が集まって一緒に練習ラウンドするが、岡本はいつもひとりだった。

「“世界の綾子”と呼ばれた岡本に弟子入りしても、指導をただ黙って聞くとか、指示を待っているだけでは成長できません。岡本から道しるべはつけてもらえても、そのレベルに近づけるよう自分で努力しなければ、岡本に追いつけない。“自分でやるしかない”と服部はようやく気付いたのでしょう」(前出の早瀬氏)

 岡本軍団には森田理香子、若林舞衣子、青山加織のほかに表純子もいる。ツアー会場でチェックしてもらえるが、いつの間にか一緒に行動する仲間になってしまい、岡本が若い頃に経験した“孤独に勝つ”ということを知らないままだった。

 服部の独り立ちは、師匠に一歩近づいた証しなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも