U-18は3試合でまだ2安打 怪物・清宮からなぜ快音消えた?

公開日: 更新日:

「(調子は)全然です。1本出たので良かったというくらいですね」

 開口一番、悔しさをあらわにしたのは、「U-18」日本代表の清宮幸太郎(早実=1年)。

 30日の豪州戦に4番指名打者で出場して4打数1安打1四球。5打席目で右翼線に二塁打を放ったものの、三回の2打席目は外角のチェンジアップにバットが空を切り、三振。前日の米国戦はハイレベルの投手相手だったことを差し引いても、3打数無安打2三振。甲子園であれだけ安打を量産した怪物1年生が、3試合で2安打ともがいている。

 西谷監督から「あとはタイミングだけだ。そうすれば自分のスイングができる。(気持ちの面で)適当に行け」と身ぶり手ぶりでアドバイスされて試合に臨んだが、清宮は「体が前に突っ込んで、ボールを迎えに行って待ちきれない感じになっている」と自己分析。ネット裏で視察したプロ球団のスカウトは「清宮は打つポイントが手前にあって長くボールを見られるのが長所なのに、高めのボールに差し込まれてのファウルが多い。結果が出ない焦りがあってか、強引に打ちに行って上体に頼っているように見える」と指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  3. 3

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」

  5. 10

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも