U18に4社のバット持参 清宮に早くも群がる野球ビジネス

公開日: 更新日:

「ヘッドを立たせ、腕をうまく畳んでヒットにした。木製バットも小学生の時から練習で使っているだけあってまったく苦にしないね」

 ネット裏のスカウトが舌を巻いた。

 26日の大学選抜との壮行試合。U18日本代表の「4番DH」でスタメン出場した清宮幸太郎(早実=1年)は第1打席、来年ドラフトの超目玉といわれるMAX155キロの剛腕・田中正義(創価大=3年)と対戦。高校生レベルをはるかに超える148キロの内角直球を、詰まりながらも中前に運んだ。これが高校代表唯一の適時打となり、格上相手に2打数1安打1打点と上々の結果を見せた。

 試合後、「4番と聞いて、少しビックリしたけど、打線を引っ張っていこうと思った。(適時打は)球に押されて詰まったが、いい形で(内野を)抜けてホッとしました」と、28日からの本大会への手ごたえを口にした“怪物”1年生を巡って、早くも大人たちが「これぞ商機」と動き始めている。

 清宮は木製バットが使われる今大会に、4本のバットを持参しているという。この日の試合では、ヤクルトのバレンティンらが使用する米国オールドヒッコリー社製のバットで打席に立った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性