女王奪還は大丈夫? ジャンプ高梨沙羅が“文武両道”に拍車

公開日: 更新日:

 今季は2年ぶりのW杯総合優勝を目指すノルディックスキー女子ジャンプの高梨沙羅(18)。女王の座の奪還をかけて臨むが、先行きは極めて不透明だ。

 高梨は昨年、日体大に入学してから、シーズン中の遠征や合宿などで講義に出席できない時は同級生の協力を得て、リポートを欠かさずに提出するなど、競技と学業の両立を図っている。高梨は単に「大卒」の肩書を得るためだけでなく、本気で勉学に励んでいるという。

 高梨が通う体育学部では各競技の実技のほか、運動生理学などの理論も履修する。入学してからは体の構造や使い方などに興味を抱き、ジャンプにも生かすため、一般の学生以上に熱心に講義を聴いている。引退後を見据えているのか、親しい関係者には「将来は大学院に進みたい」と話しているそうだ。

「大学に入ってからは遠征先にも大学のテキストを持ち込み、重要な授業はインターネットで受講しているほどです。試合前日でも遅くまで机に向かうことは珍しくない。上級生になれば専門科目も増えるだけに、肝心のジャンプの練習がおろそかになるのではないかと周囲の関係者は眉をひそめている」(スキー記者)

 高梨が机に向かえば向かうほど、ジャンプの飛距離は落ちていくんじゃないかと心配だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」