ポストシーズンも工夫欠かさないメジャーリーグの企業努力

公開日: 更新日:

 約3週間前の9月16日にソフトバンクが、10月2日にはヤクルトがリーグ優勝を決めたというのに、プロ野球はポストシーズンがはじまるどころか、スカスカの日程で試合を消化している。虫食い日程はポストシーズンに入ってからも続く。これでは選手もファンもシラケるばかりだ。

 そこへいくと海の向こうでは、手を替え品を替え、ポストシーズンを盛り上げている。そのひとつが2012年からはじまった、地区優勝以外の2位以下の勝率上位2チームが地区シリーズ進出をかけて対戦するWC(ワイルドカード)ゲーム(1試合)の導入である。

 特に今シーズンは、最後まで目が離せなかった。レンジャーズは最終戦の162試合目にア・リーグ西地区優勝を決めたが、もしその試合で敗れ、同2位のアストロズが勝っていれば翌日が優勝決定戦になり、負けた方はWCゲームへ。同地区3位のエンゼルスが最終戦でレンジャーズに勝ち、アストロズが負けた場合、優勝はレンジャーズ。翌日にアストロズとエンゼルスの同率2チームでWCゲーム出場をかけた決定戦を行うところだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗