連敗で早くも窮地 ヤクルトが懇願するソフトB柳田の「沈黙」
振れているソフトバンク打線にあって、蚊帳の外に置かれているのが柳田悠岐(27)。2試合で計7打数1安打と精彩を欠いている。
2連敗スタートでいよいよ追い込まれたヤクルトの窮余の一策は、その柳田を完全に封じることらしい。
9月26日のロッテ戦で死球を食らった際、左ひざをケガ。当初は打撲とみられていたが、脛骨骨挫傷と診断された。それから1カ月経ったいまでも、ひざが万全でないことが打撃にも影響しているのだろう。3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成した勢いは、このシリーズでみられない。
シリーズ前、ヤクルトの野村バッテリーコーチは柳田対策を聞かれ、「内角を意識させるのが大事。壁を崩すことにもなる」と発言。捕手の中村は「特に対応力のある強打者に対しては、インハイとアウトローの攻めでどう乗り越えるか」と話していた。
ヤクルトバッテリーは実際、シリーズでも柳田の内角を執拗に攻めている。守備でもキーマンの柳田を完全に眠ったままにしておけるかどうかが、3戦目以降のポイントになると考えているようだ。