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永尾光一一般社団法人日本精索静脈瘤協会代表理事、医療法人社団マイクロ会理事長、 銀座リプロ外科院長、東邦大学名誉教授

1960年生まれ。埼玉県出身。昭和大学で形成外科学を8年間専攻後、東邦大学で泌尿器科学を専攻。東邦大医学部泌尿器科学講座教授、医学博士・泌尿器科専門医、男性不妊治療・精索静脈瘤手術の第一人者。 一般社団法人日本精索静脈瘤協会医療法人社団マイクロ会理事長。

「気力がでない」「イライラする」これって男の更年期? 自覚しにくい変化とその見分け方とは

公開日: 更新日:

「気力が出ない」「イライラする」「眠れない」──もしかして“男性の更年期”? ホルモンの乱れによる不調は、実は40代からの男性にも静かに訪れます。しかも、じわじわ進行するため、自分では気づきにくいのが厄介です。最近では、「もしかして自分も更年期では?」と医療機関を訪れる40〜60代男性が増えています。バリバリ働いてきたビジネスマンや経営者が、突然やる気を失い、精密検査の結果ホルモンの低下が原因だった、という例もあります。今回は、男性の更年期について解説します。

■男性更年期の原因とは?

 男性更年期は、主にテストステロン(男性ホルモン)の減少によって引き起こされます。このホルモンは筋肉や骨の維持、性機能、精神的な安定に深く関与しており、加齢とともに分泌量が徐々に低下していきます。また、ストレスや生活習慣の乱れも症状を悪化させる要因となります。過度な仕事の負担、不規則な食事睡眠不足、運動不足──現代の働き盛り世代が抱えがちな生活リズムが、ホルモンバランスを崩しやすくしているのです。

 男性更年期の症状は大きく3つに分けられます。

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