ウルフ・アロン引退会見で「悔いはない」…第二の人生は異色の“マルチパフォーマー”
東京五輪柔道100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(29=パーク24)が東京都内で引退会見。2024年パリ五輪出場前に引退を決断していた「頭脳派」は晴れやかな表情で、「悔いはない。柔道はこれまでの人生そのもの」と話した。
そこで注目を集めているのが第二の人生だ。東京五輪で金メダルを獲得後、1年間を休養に充て、テレビ、CM、イベント出演、柔道教室、講演、自身のYouTubeチャンネルなどを通じて、柔道の普及に多くの時間を割いた。「芸能人になったのか」などと批判を受けることもあったが、ブレずに信念を貫いた。
当時、本紙にこう言っていた。
「僕自身にとっても、現役の間に自分の価値を上げておくことによって、引退後の可能性も広がってくると思う。引退して、さあこれからメディアで活動していこうとしても、準備ができていない状態だと思う。今から自分の幅を広げておくことはメリットしかないと思うんです」
東京五輪後の活動は第二の人生の準備期間でもあったわけだ。