西武・隅田知一郎「4球団競合ドラ1」はダテじゃなかった!“上げ底感”の評価吹き飛ばす大車輪ぶり
開幕から絶好調なのが、西武の左腕・隅田知一郎(25)だ。
10日の阪神戦は勝ち星こそつかなかったものの、7回2失点と粘りの投球を見せ、チームの逆転勝利に貢献した。今季はここまで6勝2敗で防御率は驚異の1.18。リーグトップを走っている。右のエース今井とともに、昨季断然の最下位に沈んだチームの逆襲の旗手となっている。
そんな左腕は2021年ドラフトで最多の4球団(西武、巨人、広島、ヤクルト)競合の末、西武入り。1年目の22年は開幕ローテ入りを果たし、プロ初登板、初先発で初勝利を挙げる幸先いいスタートを切ったものの、以降は全く勝てず、1勝10敗に終わった。
当時、21年ドラフトで隅田の指名を回避したある球団のスカウトは、「もともと上げ底の感はあった」と、こう言った。