日米メディア騒然も…マエケンのロス入り「本当の目的」

公開日: 更新日:

「ロサンゼルスに入ったから希望は西海岸」「ドジャースやパドレスの球団施設を見学する」「滞在中にオファーを受けるかもしれない」

 入札制度でメジャー挑戦する前田健太(27)が渡米、14日(現地時間)にロス入りしたことを受けて、日米両メディアがかまびすしい。

 現在の入札制度は移籍金付きFAのようなものだ。マエケンサイド、つまり代理人と移籍金を払う意思のあるメジャー球団の交渉期限は、米東部時間来年1月8日午後5時(日本時間1月9日午前7時)。時間は十分あるだけに、少しでも良い条件を引き出したい代理人が結論を急ぐとは思えない。球団側も最終的なオファーを出すのはまだ先だろう。

 それならマエケンは今回、なぜ、わざわざロスに行ったのか。

「現地で健康診断を受けるのが主な目的でしょう。それと代理人が球団幹部にプレゼンテーションをさせるかもしれません」と、代理人関係者がこう続けた。

「いまのうちに健康診断を済ませておけば、前田は入団会見まで渡米の手間が省けるからです。つまり獲得意思のある球団は米国の医師がサインした画像を含む健康診断書を閲覧して、肩、肘の状態などをチェックすることになります。それとロスに入ったのは代理人事務所の本社があるためで、前田が西海岸を希望しているとは限りません。ロスでは獲得を希望する球団のGMなどを招き、前田と面談させる可能性はある。13年のオフ、田中が交渉期間内にロスを訪れた際には、ヤンキースを含む数球団の幹部がビデオなどを使って田中に対するプレゼンを行っています」

 決して焦ってはいないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは