働けど働けど…チーム最多登板の広島・中崎は“激安”更改

公開日: 更新日:

 もう少し弾んでやってもバチは当たらないだろう。

 15日に契約を更改した広島中崎翔太(23)。2450万円アップの年俸4200万円に判を押したが、働きを考えれば安すぎるくらいだ。

 今季はチーム最多の69試合に登板。勝ちなしの6敗、29セーブ、防御率2.34だった。中継ぎでスタートした今季は抑えのヒースの不調により、5月から守護神に配置転換。打ち込まれることが多かった前半戦に比べ、後半戦はちぎっては投げの大活躍。7月以降は37試合で、わずか4失点だった。

 しかも、来季は中崎の負担は増す一方。チーム最多5完投のエース前田がメジャー移籍し、チーム事情からリリーフに回っていた大瀬良の先発復帰も決まっている。ヒース、ザガースキーの両助っ人リリーバーもクビになった。

 ある球団OBが言う。

「広島は今オフ、レイズ傘下3Aのヘーゲンズを獲得。先発も中継ぎもできるという触れ込みだが、マエケンのいなくなった先発の穴埋めが何よりも優先される。ヘーゲンズは26歳と若く、年俸も5700万円。球団内では『伸びしろもある』との評価。当たればめっけものという感じです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった