現役続行表明で企画続々 広島が仕掛ける「黒田ビジネス」

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 1年限りの限定商売だ。

 来季の現役続行が決まった広島の黒田(40)。鈴木球団本部長は去る8日、「本人から連絡があった。契約更改? 彼のキャリアを見ても恥ずかしくない額を提示する」と明言した。

 今季は11勝8敗、防御率2.55。成績以上に黒田の存在はカープファンを沸き立たせ、球団の商売に大きく貢献した。現在の年俸4億円からアップは確実。「1億円アップの5億円になるのでは」といわれている。

 しかし、悩み抜いて現役続行を決断したように、黒田が来季限りで引退するのは間違いない。今季故障した右肩、右足首も完治していないという。

 地元のマスコミ関係者は「商魂たくましい広島のこと、黒田を使った大掛かりなビジネスを展開するはずです」と、こう話す。

「マエケンのポスティングで約24億円が入るとはいえ、球団経営には山ほどカネがかかる。何とか黒田の現役最終年を商売につなげたいはずです。例えば、登板日は土日を避けて客入りの悪い平日にする。来季限定の黒田グッズも、山ほど企画されているはずです」

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