メダルの可能性も IOCがリオ五輪に「難民チーム」招待

公開日: 更新日:

 今年8月開幕のリオ五輪では難民のメダリストが誕生しそうだ。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は28日(日本時間29日)、訪問先のアテネで紛争などで国を追われたイラクやシリア、アフガニスタンのアスリートを招待すると明らかにした。複数の欧州メディアが伝えている。5~10人の選手の参加を予定し「難民チーム」として選手村に入村する。

 IOCによれば、亡命先のドイツやギリシャなどで本格的に練習している難民は少なからずおり、国際大会で上位入賞が見込める選手もいるという。

 中でもメダル獲得が有力視されているのが、イラン出身で射撃のファルハド・タカロ選手だ。過去にはイラン国内大会で優勝した実績の持ち主。現在はギリシャのトップクラスの選手に交じって練習し、レベルアップを図っている。

 参加を予定している選手は、射撃以外にも競泳柔道などの個人競技ばかり。連携が求められる団体競技とは異なり、個人の技量が勝敗を大きく左右するだけに、リオの表彰台に立つかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然