尾花投手Cの信頼も絶大 “鉄腕”山口が今季も巨人救援支える

公開日: 更新日:

 巨人の「生命線」が状態を上げてきた。24日、山口鉄也(32)が中日との練習試合の四回に2番手として登板。18日の試合に続く2度目の登板も、1イニングを無失点と危なげなかった。

 14年に左ヒジを痛めたこともあり、昨季は自己ワーストの5敗。沖縄の2次キャンプに入ってからフリー打撃に登板するなど、慎重に調整を進めてきた。「もともと心配していない」と全幅の信頼を寄せる高橋由伸監督(40)も目を細めている。

 尾花投手コーチは昨季3人で16敗を喫した山口、マシソン、沢村の勝利の方程式の強化、もしくはテコ入れを示唆している。その一環として先発調整中のマシソンは、実戦で適性を見せている。あくまで救援として復調させるための措置だというが、先発のポレダをどこかのタイミングで救援陣に配置転換する仰天構想も温めているというから流動的だ。

 抑えの沢村は体調不良で1日離脱した影響から、キャンプ中の実戦登板を見送った。何らかのトラブル発生なら、数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験値で、山口が守護神を務める可能性が浮上する。以前、原監督時代に断固拒否したことがあるが、今は新監督。打診されれば、今度ばかりは一肌脱ぐしかない。尾花コーチは昨秋の一軍投手コーチ就任以来、山口の状態を気にかけながら、こう口にしていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  2. 2

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  3. 3

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 4

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  5. 5

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    巨人入り乙坂智に横浜高時代の“とんでも伝説”…「何様のつもりだ!」元部長がブチ切れたことも

  3. 8

    藤浪晋太郎が描く「DeNA経由でメジャー復帰」の青写真と米球界再チャレンジの勝算

  4. 9

    佐々木朗希「8月下旬ローテ復帰」構想がドジャースの新たな火種…先発投手1人が弾き出されることに

  5. 10

    阿部巨人が“3Aクビ”元DeNA乙坂智を入団テストの大迷走…「いま必要?」SNSで飛び交うシラけた声

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界